柳瀬の話です。




例の三巻、ずっと謎です。

「柳瀬は、あの時千秋に殴られて拒まれるまでトリチアが付き合ってるの知らなかったのか？」

柳瀬は頭の回転が速そうですし、
人の機微にも敏いじゃないですか。
なのに、一巻から付き合ってたトリチアにあのタイミングで気づくっていうのが不思議ですよね。
(毎度「設定上の都合」は考えないことにします)

おそらく、柳瀬はなんとなく感づいてて、でも気づかないフリをしていたのでしょうね。
「前より二人の雰囲気が変わったような気はするけど、もともとあいつらの関係は男同士のそれとは少し異質だしな。羽鳥きも」
のような感じだと推測します。

またトリチアの関係性も、付き合っても元々の関係が特殊で恋人同士の甘い雰囲気をだすというわけにはいかなかったのです。

幼馴染だし、
仕事の関係だし、
千秋はトリを友達だと思ってたし、
トリは自分の思いが受け入れられるとは思ってなかったし、
あんなことしちゃったし、
トリは自分が本当に恋されてるのか疑ってるし、
千秋は恋人同士ってなにすんだかわかんないし、
というわけです。

書き出してて、これは確かにきづかんな


逆にあの殴られた間(ま)だけでよく勘付いたと褒めてやりたいですね。
やっぱりカンは良さそうです。

そして千秋が羽鳥に連れられて帰ったあとに、千秋と一緒に食べようと思って作ってたカレーが煮えてるのかと思うと泣くよな